昨日、今度会社を辞める社員と寿司に行っていました。そこでその社員に言った話です。経営者が見せる感情表現や、社員の人が感じる感情についてです。ウェットな人だなぁ、ドライな人だなぁとか、ナイーブな人だなぁとか、いろんな経営者に感じる表現がありますよね。私は社員がやめる時に全社会議で自分で発表&感謝を伝えることにしています。でもその時には淡々とやっているので、「この人は冷たいのではないか」「嫌われちゃったのかな?」「ドライだなぁ」と思う人もいると思います。しかしながら、私がどういう気持かというと、別に冷たいでも嫌ってもいなく、一人のビジネスパーソンとして、相手をフェアに公平に接しようと思っているだけです。マネジメントがウェットまたは温かい姿を見せるのは別に良いと思います。どちらかというと私はそういうタイプです。でも、ナイーブな姿を見せるのって、どうなの?って思っています。ここでいうナイーブとは、起こった事に対して、「過剰に」怒りやイライラを見せることです。(という定義とします)これはあまり良くないと思う。人間ですから、怒りもするしイライラもするんですけど。ただ「過剰に」ナイーブさを出す必要はありませんね。どういうことかというと例えば何らかのネガティブな事が起こったとしますよね。それに対して、イチイチ私が、ドヨーンな感じになって、クヨクヨシクシクしているところを、社員は見たいでしょうか。それは人を率いる者(マネジメント)として、一瞬そういった気持ちになっても、それを見せない事、「演じること」が必要なんだと思うからです。人が辞める時に、「ナイーブ」にはならない。マネジメントとはそういう職業です。私が厳しい姿勢を見せるのは、「仕事のクオリティが基準に達してないこと」「責任を果たしていないこと」「不義理をしたこと」「カルチャーに反することを行ったこと」時です。特に経営者というものは、誤解されやすいものです。でもある程度はそれはしょうがないんだと思います。別に鉄の心を持っているわけでもないし、傷つかないわけでもありません。そして、超ドライなわけでもない。この会社がまだ小さかった時の、私のリスクのとり方、責任の負い方などはえげつなかったし、散々傷つきもしましたし、悲しい思いもしました。ナイーブな時もありました。でも私も成長しました。ある程度社長としてのドーン感が出たということでしょう。よって、別に冷たいでも嫌いでもなく、これからも一人のビジネスパーソンとして、社員も卒業生も、相手をフェアに公平に接していきます。そういうマネジメントスタイルです。