就活では「何をやりたいか」よりも「誰と働きたいか」を重視した――大麻さんは新卒でUniposに入社していますよね。なぜ就活でUniposを選んだのでしょうか。大麻:私は2021年に新卒でUniposへ入社したのですが、実は就活時は「これがやりたい!」という想いがなかったんです。何かすごくやりたいことがあるというよりも、自分に合った雰囲気の職場や一緒に働く人を重視していました。そう考えるようになったのは、大学時代の学園祭実行委員会での活動がきっかけなんです。当初やりたいと思っていた仕事とは違う部署に配属されたのですが、3年間ものすごく楽しく充実して活動ができたんです。希望していない仕事内容だったけれども、自分がなんでそんなに頑張れたのか、楽しく過ごせたのかと考えると、一緒に仕事をしていたメンバーのことが大好きだったからなんですよね。「この人たちと一緒にやりたい」「この人たちのために頑張りたい」というのが、当時の私の原動力でした。この経験を通じて、「何をするか」ではなく「誰とやるか」が自分の中では頑張る理由として大切だということに気づきました。社会人になってからも、「この人たちと一緒にやりたい」「この人たちのために頑張りたい」と思える人たちと働きたい、と考えるようになり、「何を」よりも「誰と」を大事にして就活をしていました。ただ、Uniposと出会うまで就活は苦戦していました。3年生の夏にインターンの選考をいくつか受けたのですが、どこからも良い返事がもらえず焦っていました。そんなとき、大学のイベントでUniposと出会ったんです。――Uniposの印象はどうでしたか。大麻:Uniposの担当者が「うちはフェアな会社です」と言っていて、それがすごく素敵だなと思いました。就活を始めてからはUniposを含めて2社から内定をもらったのですが、最後は縁と直感でUniposに決めました。――縁というと?私にとって一番しんどかったときに出会ったのがUniposだったし、数度あった面接で複数の社員とお話しましたが、終わった後に前向きになれることが多かったんです。自分に自信が持てないというお話もしたんですが、「そのままで大丈夫だよ」と、とある面接官が言ってくれて、それがすごく支えになりました。そういうところに縁を感じましたね。同じ目標に向かって仲間と一緒に頑張る雰囲気が好き――大麻さんは新卒入社時からずっとマーケティング部に所属しています。業務内容について教えてください。大麻:Uniposは「人と組織の行動力を引き出し、カルチャーを変える」サービスですが、まだまだ世の中にカルチャー変革の重要性が広まりきっていないのが現状です。そのため、マーケティング部では、カルチャー変革に本腰を入れて取り組むことへの啓蒙活動を行いつつ、カルチャー変革をするならUniposが最適で良いパートナーであると想起してもらうことを目標に活動をしています。――マーケティング部における大麻さんの役割は?大麻:カルチャー変革をしようと思ってもらえるコンテンツを企画し、実行することです。オンラインやオフラインを問わずイベントを企画したり、お客様の支援事例を制作して発信したりしています。――具体的にどんなコンテンツやイベントに携わっていますか。大麻:Uniposは「UNITE」というオウンドメディアで情報を発信しています。私はUNITEの立ち上げ時に携わり、導入企業様を2社取材して記事の制作を行いました。苦労しましたが、その分記事ができあがったときは達成感がありましたね。――どんな苦労があったのでしょうか。大麻:取材にあたり営業部から「Uniposを入れる前の課題をどう解決したのか」「Uniposは全体の施策の中でもどんな位置づけなのか」など、Uniposをこれから検討するお客様にとって実際に役立つ内容を記事に盛り込んでほしい、とオーダーを受けました。その点を取材時にお客様の声として集め、意図したことが正しく伝わるように記事に盛り込むのは大変でしたが、形にできたのはよかったと思います。デザイナーさんとも連携をとって制作を進めたのですが、「他の人の力を借りて一つのモノを作る」という経験は大きかったと感じています。イベントでは東京ビッグサイトで開催された展示会を担当しました。大規模イベントでオーナーを務めるのは初めてだったため、準備段階ではやることに追われて、至らない部分もあったと思います。ただ、イベントの3日間を通じてお客様やお客様といきいきと話しているメンバーの姿を見られたことで、同じ目標に向かって一丸となって頑張る雰囲気を体感できました。このときの空気感がとても好きでしたね。最初に「何を」よりも「誰と」を大切しているとお話しましたが、まさにこのとき、「自分一人でどうにかやるよりも、誰かと一緒にやる方が好き」なんだとあらためて実感しました。きっと私は参加者側よりも、運営側の方が向いているんだと思います。一人でやるよりも誰かと一緒にやる方が大きなことを実現できるし、単純にみんなが楽しそうにしているのを見るのが好きなんです。常に「誰かの視点」を想像しながらコミュニケーションをとっている――仕事で難しさを感じることはありますか。大麻:難しいのは社内外を問わず、「誰かの視点を想像する」ことだと思います。例えばイベントやコンテンツなどを企画する場合、ターゲットとなるのは経営者や大企業の幹部層なんです。でも私自身は、経営も幹部ポジションもやったことがありません。まったく違う立場で、相手がどんな話を興味深いと思ってくれるのかを想像するのは簡単ではありませんし、今も十分にできているとは思っていないです。また、社内の様々なメンバーを巻き込む必要がある、イベントの運営も難しさを感じます。他の部署の人は何を考えているのか、自分が見ている景色と他者が見ている景色は違うのではないか、などを意識してコミュニケーションをとる必要がありますが、上手くいかないことも多いです。――そういった壁をどう乗り越えたのでしょうか。大麻:昨年8月のイベントでは事前に社内向けの説明会を開催しました。自分なりに伝えたいことを整理したつもりでしたが、うまく意図が伝わらない部分も多かったです。今思うと、誰に対しても同じようにコミュニケーションをしてしまっていたことが原因でした。もっと、相手の立場から見える情報や情報量を考えて「この人にはこう伝えた方がいい」と、その人に合わせて伝える必要があったと思います。そこからは、なるべくその時々の相手に合わせて、明確に伝わるような言葉選びを心がけています。Uniposは前向きな言葉で良い空気を生み出せるプロダクト――Uniposというプロダクトだからできることは何だと思いますか。大麻:お客様からよくいただく言葉に、「Uniposのタイムラインは前向きな言葉しかないし、いいことしかない」というものがあります。それもテキストの感想でいただくのではなく、私自身がお客様にインタビューして実際に声や表情を見ながら直接お話を聞いているので、すごくポジティブな実感があります。「こんなにUniposのことを好きだと言ってくれるお客様がいるんだな」と嬉しくなります。この雰囲気は、まさにUniposというプロダクトだからこそ生み出せるものです。人は環境に強く影響を受ける生き物だと思います。悪い空気の中にいると、引っ張られてしまうこともあります。お客様がおっしゃるように、“前向きな言葉しかない”Uniposに触れていただくことで、良い空気が生まれていくのだと思います。「正解がない」からこそ自分で決められる――Uniposという会社だからこそできる体験には、どんなものがあると思いますか。大麻:自分で工夫しながら進められるし、決められる。それができるのがUniposならではだと思います。私たちの仕事は正解がないことも多いです。決められた手順で事務的に進めるだけではなく、試行錯誤が必要です。簡単ではないけれど、だからこそ「決める」という権限が与えられますし、むしろ会社からも「決める意志を持ちなさい」と求められます。これはUniposの良いところだと思います。中途入社で他の会社を知っている先輩社員からも、「こんな経験はなかなかできないよ」と言われたことがあります。――「正解がない」ということについてどう思いますか。大麻:もともと私は「正解がない」ことに向き合うのが苦手なタイプだったんです。学校の勉強は得意な方でしたが、それは必要なことを覚えて、手順を守れば、正解があったからです。「正解がない」のが苦手であることに、コンプレックスも持っていました。正解がないことに楽しみながら立ち向かえる人は私にとって憧れだったんです。Uniposに入社したときも、最初は「そうはいっても誰かは正解を持っているはず」と思っていました。先輩に対しても、「正解をください」と求めるコミュニケーションをしていましたね。でも、本当に誰も正解を持っていなかったんです。そんな経験を通して、目的達成をするためには自分自身で考えないといけないということに気づきました。――最初は仕事がわからないからこそ、早く正解を知りたいと思うのは仕方ないですよね。大麻:イベント企画の仕事で上司に「みんないろいろなことを言っているけれど、どれが正解というのはないんだよ」と言われたときも、「そんなことはない!それは嘘だ」と思っていましたからね(笑)。そこから仕事をする中で、「これが正解だ」と思っていても違ったり、また「これは違う」と思っていてもそちらが良かったりすることを経験して、本当に正解はないんだと思えるようになりました。もちろん、イベント運営などは前例があることも多くて、その場合は先輩が作った「型」があります。イベントを初めて任せてもらった時は、型をキャッチアップするのが精一杯で、自分なりの「正解」を作るまでには至りませんでした。その後イベントの振り返りをする中で、「型を踏襲しつつも、前回の振り返りや状況を加味して、その時に最適な正解は自分で作りにいかないといけないんだ」と気づいたことも、「正解思考」から少し抜け出せるようになったきっかけの一つですね。怖くても挑戦することで見えるものがある――Uniposでは「人と組織の行動力を引き出し、カルチャーを変える」サービスをつくっています。最終的に顧客にどんな体験をしてもらいたいですか。大麻:「自分たちならできる」という感覚をつくる体験をしていただきたいです。きついこともあっても、「楽しい」と思いながらはたらく人が増えるといいなと思っています。そのように前向きに仕事と向き合える人が増えたら、会社としての成果にもつながっていくはずです。私自身、就活の最終面接のプレゼンで「かっこいい大人になる」と宣言したんです。かっこいい大人とは、きついこともあるけれど仕事を楽しいと思える人。そういう大人に憧れを持っています。例えば同級生や家族が「仕事がしんどい」と思っているなら、そんな気持ちを前向きにできるきっかけを、Uniposを通じて作ることができればと思います。――そのために自分ができることは何だと思いますか。大麻:まずはお客様の中で決裁権を持っている方に「カルチャー変革に取り組もう」と思ってもらえるよう、火をつけることです。私はそのためのコンテンツやイベントをつくっています。だから、まずは目の前の業務をやり続けることが大事だと思います。それに加えて、今の状況に常に疑問を持ち続けることも大切だと思っています。前例を踏襲することばかりを良しとせず、先輩と同じことだけをするのでもなく、疑問を持って「変えるのか、変えないのか」を決めていけるようになりたいです。――大麻さんにとって「挑戦」とは?大麻:挑戦するのは「怖いこと」です。不安もあるし、正解をもらえた方が楽だとも思います。でも、この会社で機会をもらって様々な挑戦をした結果、怖くても1つ何かを乗り越えると見える景色が変わることに気付きました。挑戦した先にはちゃんと良いことが待っているということを実感できてから、少しずつ前向きに挑戦できるようになりました。私はこれまでに、やらなくて後悔したことが多いんです。あのときもっとやっておけばと思うこともありました。今後はそうした後悔が少しでも減るように、挑戦を続けたいと思っています。――Uniposというプロダクトを通じて、どんな未来を描いていますか。大麻:「皆が自分で考えて、自分で意思決定できる社会」が実現してほしいです。足の引っ張り合いをするのではなく、組織にとって最善だと思うことを自分の意思で選べること。組織や自分の目標に純粋に向かえる、そんな世界こそがハッピーだと思うし、Uniposで実現したいと思います。わたしのUnipos体験――これまでにもらったUnipos、おくったUniposで印象に残っている投稿を紹介します【もらったUnipos】2年目のときに、先輩からもらった投稿です。当時のマーケティング部では、同期もいなく、私が一番年下のメンバーで、尊敬できる素敵な先輩たちに囲まれている状況でした。そんなチームの中で「私はここにいてもいいんだろうか…」と、思い悩みながら日々を過ごしていたタイミングでこのUniposをいただいたので、「私はここにいていいんだな、役に立ててたんだな」と思えたUniposです。確か、私用でお休みをしていた日に送っていただいたので「明日からも頑張ろう」という気持ちになったことが印象に残っています。【おくったUnipos】Uniposというきっかけがあったから伝えられた投稿です。Uniposのポイントを毎週使い切るたびに、このお話を思い出していつか伝えようと思っていたものの、普段わざわざこういう内容をお話するタイミングやきっかけがなかったのですが、Uniposを通じて伝えられました。ずっと感謝を伝えたいと思っていたことを実行できたことはもちろん、送り主の先輩からも、引用投稿で「いい振り返りの機会になったよ、ありがとう」という内容のUniposを逆にいただいて、更に直接声もかけてもらいました。私の投稿へ反応をもらえたことで、伝えられてよかったなと思うこともでき、印象に残っています。