Uniposは常に「他社がやらないこと」をやってきた――これまでの経歴と現在の業務について教えてください。池田:2008年に、Uniposの前身となるRSS広告社に新卒入社しました。そこから、広告媒体営業、代理店販路開拓、新規事業の立ち上げ、人事、広告営業などを経験し、2018年からUniposの営業に異動しました。現在はカスタマーサクセス部の責任者として、カスタマーサクセス活動全般のマネジメントを行っています。――池田さんは新卒で入社したメンバーの中ではかなり長い社歴を持っていますが、Uniposに長く所属し続けている理由を教えてください。池田:自分自身の価値観とUniposの企業文化が合っているからですね。Uniposは常に「他社がやらないことをやる」という価値観が根本にある会社です。社名や事業が変わっても、二番煎じはやらないという点は一貫していて、そこに私はロマンを感じています。Unipos導入支援だけでなく、中長期的な組織づくりを支援するのがカスタマーサクセスの役目――カスタマーサクセス部の業務について教えてください。池田:カスタマーサクセス部では、お客様に対するUnipos導入初期支援や、中長期的な利活用のサポートを行っています。加えて、ご利用企業様に向けた組織改革コンテンツも発信しており、Uniposを導入されたお客様が組織文化を変えていけるよう、トータルでご支援しています。部署の規模もこの2年で10名ほど増員し、現在は17名体制になりました。プロダクトリリースからも5年が経過し、ご活用いただくお客様の規模や業界、働く従業員の方々の環境や組織状態など、多様性がどんどん広がっています。その中で、どのようなお客様にも理想の組織づくりをご支援できるようにするため、カスタマーサクセスの活動としては「成功実績に基づく効率化・最適化と、新しい成功体験を生み出すための個社カスタマイズ」という両側面に組織として挑戦することをテーマに取り組んでいます。――どんな支援業務を行っているのか、具体的に教えてください。池田:お客様とのコミュニケーションは、利用開始前から始まります。お客様社内で現場浸透を担うUnipos事務局と連携し、Uniposに関する社内説明会や勉強会を一緒に企画していきます。Uniposをスムーズに浸透させるためには、この導入前の取り組みが非常に重要です。Uniposに取り組むことの重要性や、Uniposを通じて目指す理想の組織について、しっかり言語化しお客様の中で納得感がなければ導入はうまくいかないからです。導入後もご支援は続きます。お客様の状況を見ながら、これまでに当社内で培った利活用のTipsをご提供し、お客様と伴走していきます。Uniposは導入して終わりというソリューションではありません。理想の組織を目指し、Uniposの活用を続ける中で定期的に活用目的やお客様の理想の組織像をアップデートすることが大切です。そのためにも、カスタマーサクセスが常にお客様と寄り添い、新たなUniposの活用法をご提案していく必要があります。お客様との深いコミュニケーションを通して、組織の変化に対応する――Uniposの活用を続ける中で、導入目的や理想の組織像はどのように変わっていくものなのでしょうか。池田:導入初期は部署間の理解を深めたり、コミュニケーション量を増やしたりすることを目的にされるお客様が多いです。そこからUniposの活用が進んでいくと、今度は「管理職とメンバーの関係性を改善したい」「部署を超えた連携を生み出したい」「ミッションやバリューをもっと浸透させたい」というように、理想の組織に向かって目的が次の段階に進んでいきますね。――そういったお客様の変化に、カスタマーサクセスとしてどう対応しているのでしょうか。池田:組織が変化するタイミングをしっかりキャッチして、Uniposの活用方法をアップデートするご提案を行うことが大事です。組織が変化するタイミングとは、たとえば注力する事業が変わったり、事業計画を策定したりといった時期です。――タイミングをつかむのは簡単なことではなさそうです。池田:そうですね。そもそもUniposを導入した目的の理解が浅いと、その後の組織の変化も見逃してしまいます。導入目的をしっかりと整理し、お客様の組織や事業構造を理解しておかなければなりません。そのためにも、カスタマーサクセスにはお客様との深いコミュニケーションが求められます。これまでの多様な経験がアドバンテージになる――そのようなスキルをカスタマーサクセス未経験者が身につけるにはどうすれば良いでしょうか。池田:大事なことは、お客様が抱える課題の理解です。それも、お客様がUniposで解決できることを期待されている“Unipos用の課題”ではなく、事業、組織、経営、現場など組織全体の課題を俯瞰して捉えることが大切です。カスタマーサクセス未経験者の方に対して、私が最初にインプットしているのは、そういった企業情報を調査し仮説を立てる方法です。ビジネスモデルや事業構造、組織体系、どういう人がどんな働き方をしているのか、指揮命令系統はどうなっているのか、その中でどこに課題があるのか。そういった深い顧客理解のポイントを伝えています。――顧客を深く理解し、分析するという点では、中途入社の方のこれまでの経験が活きそうですね。池田:そう思います。顧客理解を進めた上で、課題に関する仮説を立てていくわけですが、この仮説の立て方には、中途入社の方が経験してこられた環境が色濃く反映されます。大企業で働いてきたからこそ見える課題もあれば、成長ベンチャーで働いてきたからこそ見える課題もあります。多様な経験を積んだ中途入社の方だからこそのアドバンテージだと思います。――とはいえ、経営層から現場まで各レイヤーに関する理解を深めて課題を抽出する仕事は、決して簡単ではなさそうですよね。池田:もちろん、簡単ではありません。ただ、Uniposという会社に入ることでそうした多様な視点を得る機会は増えると思います。当社では組織活性化を目的にした立候補制の全社横断のプロジェクトも行っていますし、また経営層との距離も近く、考えていることに触れる機会も多くあります。組織を作る側の視点で物事を考える力が身につくのが、Uniposという組織の魅力です。そうやって多様な視点を身につけることで、お客様理解の解像度も高くなっていくんです。コンフォートゾーンを抜け出し、挑戦することが成果につながる――池田さんのマネジメントポリシーを教えてください。池田:メンバーには自分の可能性を信じて挑戦し、成長を実感してもらいたいと思っています。そのために心がけているのが、挑戦する意欲を引き出し後押しするコミュニケーションです。メンバーに限らず、自分自身に対してもお客様に対しても同じ想いを持っています。メンバーも、お客様も、Uniposも、そして私自身も変わっていけるし、変わっていかなければならない。そんな想いを持ちながら日々過ごしています。――“変わっていかなければならない”という点について、もう少し詳しく教えてください。池田:当社の事業目標は常に上がり続けています。そんななかで、これまでと同じことをやっていたのでは目標は達成できません。コンフォートゾーンに留まるのではなく、少しずつでも抜け出して挑戦することが大事なんです。私はチャレンジする人を称えたいし、コンフォートゾーンを抜けられたことを皆で喜びたいと思っています。そのチャレンジの積み重ねが成果につながっていきますからね。――すぐに結果が出るようなものではなさそうですね。池田:はい。短期間ではなく中長期的な成果を求めていきます。地道な努力や改善を繰り返し、あきらめず「変われるんだ」というマインドを常に持ちながら仕事をしてほしいと思っています。Uniposが“組織づくり”の市場を生み出し、リードしていく――カスタマーサクセスという仕事をするなかで、やりがいを感じるのはどんなときでしょうか。池田:導入いただいているお客様を客観的に見て、組織が変化していることが感じられると「Uniposで価値提供できた」という実感がわきます。たとえば、Uniposを導入後、Uniposと連携する制度を新たに作られたお客様も多くいらっしゃいます。そこから称賛文化が生まれ、従業員の皆様に主体性が生まれたという話を聞いたときは、とてもやりがいを感じることができました。――そのやりがいの先に、Uniposとして目指す未来があるのでしょうか。池田:そうですね。今、世の中では人的資本経営や心理的安全性など、組織づくりへの関心が高まっています。そうした追い風を受けて、Uniposが“組織づくり”という市場をつくり、リードしていけると思っています。カスタマーサクセスに向いているのは、ポジティブ思考で忍耐力のある人――どんな人がUniposのカスタマーサクセスに向いていると思いますか。池田:ポジティブ思考で、忍耐力のある人です。お客様の組織風土が変化していくには、年単位で時間が必要ですし、うまくいかないことも多いです。そのなかで、お客様と一緒に変化を信じてポジティブに歩める人が向いていると思います。――どんな人と一緒に働きたいですか。池田:自分の成長や可能性を信じ、バイアスを外して、コンフォートゾーンを抜ける勇気を持てる人と一緒にぜひ働きたいです。新たに加わってくれた仲間が成長できるよう、私も背中を押したいと思っています。わたしのUnipos体験――これまでにもらったUnipos、おくったUniposで印象に残っている投稿を紹介します【もらったUnipos】池田:「働くメンバーとの関係性を構築する」ということについて、向き合ってぶつかりながらも、相互理解が進んだ第1歩の履歴となる投稿です。私はこれまで、まわりのメンバーへの丁寧な双方向の自己開示をあまり重要視してこなかったのですが、このUniposの背景となった出来事を経て、年次の離れたメンバーとの関係性構築について考えさせられました。忖度やおべっかでUniposを送ってくれるタイプではないので、このUniposをもらえたときは「ちょっと心の距離が近づいた」と嬉しかった記憶があります。【おくったUnipos】池田:人が自分のバイアスや限界点と定義していたものを突破する瞬間は本当に尊いと思っています。このUniposは、それを見ていて「今だ!」と感じたときの投稿です。後から振り返って、「あれがターニングポイントだった」と本人が思える状態になれたらいいなと思い、「元のコンフォートゾーンに戻らないでそのまま突破して行ってほしい!」と願って投稿したのを覚えています。仲間を募集しています!カジュアルな面談からスタートしたいなどご要望に合わせて対応いたします。ご応募お待ちしております。募集中の求人一覧