「全員が一丸となる組織」でビジネスに挑戦したかった――まずは自己紹介をお願いします。岸川:カスタマーコンサルティング部でマネージャーを務めている岸川です。カスタマーコンサルティング部は、他社でいうフィールドセールスにあたる役割を担っている部署になります。お客様の理想の組織の実現に向けて、お客様と直接対話しながらUniposがどのようにお客様のお力になれるかをご提案しています。――岸川さんはもともとUnipos社の前身であるFringe81の社員ですよね。岸川:はい。大学卒業後にFringe81に入社し、広告事業で営業を6年間務めました。昨年、Uniposへ社名変更したタイミングでUniposへ異動しました。――そもそも岸川さんは、なぜUnipos(当時はFringe81)に入社されたのでしょうか。入社当時の想いについて教えてください。岸川:Fringe81なら、世の中に影響を与えられるような大きな仕事を「組織」で成し遂げられると思って入社を決めました。――組織の力にこだわるのはなぜですか?岸川:私が「組織」にこだわるのは、高校時代のサッカー部での経験が原点となっています。子どもの頃からサッカーをずっとしていて、高校の時は全国大会出場を目標に朝から晩までサッカー漬けの毎日を過ごしていました。高校時代に所属していたのは、部員が100人以上、部内にチームが7,8チームできるような私立のサッカー部でした。100人もいると、当然試合に出られないメンバーも大勢います。試合に出られないだけではなく、グラウンドで練習できず筋トレ・走り込みがメインとなるメンバーもたくさんいました。それでも、チームが公式戦の時には、「全国大会出場のために」試合に出られないメンバーも自分の役割を全うし、チームの一員として試合に出るメンバーを全力で応援する。そして試合に出るメンバーはチーム全員の応援と期待を背負って全力で戦う。チーム全体が一体となって戦うことで、個々の能力では叶わない相手をチーム全体で上回って勝利を手にすることができることもありました。こういった経験を通して「全員が自分の役割を全うしつつも、全員が一丸となって、一つの目標に挑戦できる組織」の強さを実感したんです。勝ち上がるためにサッカーをやることは高校で終えたのですが、全員が大きな目標に一丸となって全力で向かえる強い組織であればどんなことでも成し遂げることができる、ということをビジネスの世界で実現し、証明したいと思うようになりました。未成熟な市場を開拓するためには、組織の枠を超えた役割を果たす必要がある――Uniposに入社した背景には、そんな熱い想いがあったのですね。続いて、岸川さんが所属するカスタマーコンサルティング部について教えていただけますか。岸川:Uniposにおけるカスタマーコンサルティング部の役割は、「事業成長のために組織を今よりもっと良くしたい」というお客様のパートナーとして、お客様の成功を定義し、成功までのステップとアクションを示しながら組織改革を推進するための土台を築くことです。――カスタマーコンサルティング部における岸川さんの役割を教えてください。岸川:私はエンタープライズ(Uniposでは従業員数500名以上)のお客様を支援するコンサルティングチームのマネージャーを務めています。お客様からの期待やお客様が実感する成果に対するリターンとして頂いているMRRの目標を達成することが社内でのミッションです。そのためにチームのメンバーだけではなく、社内の色んな部署・メンバーと様々なコミュニケーションを取ります。MRR達成のために必要なコミュニケーションはすべて任せてもらっていると思って動き回っています。――他部署とはどのようなコミュニケーションを取るのでしょうか。岸川:たとえば、お客様からいただいたプロダクトに対するご要望についてプロダクトチームと一緒に実現可能性を議論したり、カスタマーサクセスと一緒にお客様の組織がもっと良くなるために必要なことを議論して一緒に実行したり、カスタマーディベロップメント部やマーケティング部ともお客様にはどんなコミュニケーションが必要なのかを密に連携したりします。Uniposでは、まずマーケティング部がUniposやUniposが解決しうる組織テーマについて啓蒙活動を行うことで、たくさんのお客様と企業としての接点を持ちます。その後カスタマーディベロップメント部がお客様の社内で組織開発にミッションを持つご担当者様と1対1で対話し、Uniposがお客様のお力になれそうな場合は具体的な議論を進める場としてお打ち合わせを設定します。その後私たちカスタマーコンサルティング部がお打ち合わせにてUnipos社がお客様の組織改革にどう貢献できるのかをご提案、ディスカッションする流れでビジネスが進みます。そのため、カスタマーコンサルティング部の社内目標であるMRRの達成は、ある程度マーケティング部やカスタマーディベロップメント部の活動とパフォーマンスに依存するわけです。そのために重要なのは、マーケティング部とカスタマーディベロップメント部にただ目標達成を強いることではなく、各部署が密に連携して、一貫性のある顧客体験を設計・創出することです。より多くのお客様がUniposに期待を抱いてUniposを頼りたいと思ってくれるように、マーケティング部とカスタマーディベロップメント部と一緒になって自分たちの在り方とコミュニケーションを変えていくことが、カスタマーコンサルティング部のミッション達成の近道だと思っています。まだまだ道半ばですが、最終的にはカスタマーコンサルティング部を、マーケティング部やカスタマーディベロップメント部の活動の成果を何倍も大きなものにできる組織にしていきたいと考えています。――カスタマーコンサルティング部はいわゆるフィールドセールスにあたる部署ですが、その役割は一般的なセールスの枠組みには収まらない印象ですね。岸川:そう思います。Uniposはこれまで世の中になかった新しい価値を提供するサービスであり、それだけに市場もまだまだ成熟していません。また、Unipos社という会社も、これから大きく成長していって今よりも多くのお客様の組織を変えることができる組織にならないといけません。まだまだ市場も組織も未熟な状態にあると思っています。そうした組織にあって、自分の持ち場に留まっているだけでは不十分なんです。「Unipos社としてお客様の組織を変える」ことで「感情報酬を社会基盤に」というミッションを成し遂げることが重要なので、そのためであれば本来の役割や肩書から多少外れたとしてもいいんです。「お客様の組織を変える」という目的のためであれば、むしろどんどん部署・チームの枠を超えて出張っていくことが大事だと思っています。お客様と同じ視点に立ち、Uniposが生む価値を正しく伝える――カスタマーコンサルティングの業務について詳しく教えてください。岸川:「お客様の事業成長を実現するための組織戦略の中で、Uniposがどんな位置づけでどんな価値を発揮できるのか」ということを日々お客様にご提案しています。「Uniposを使って組織をどう変えるのか」とプロダクトを主語にするのではなく、事業成長を前提として、お客様の理想の組織の実現のために今何に取り組むべきなのか、その中でUniposが最適な手段になりうるのかという視点でお客様とコミュニケーションを取っています。なのでUniposを売るための提案というよりも、組織改革を一緒に実現するパートナーとしてUniposを基点にコミュニケーションを取るという感じのほうが近いかもしれませんね。――Uniposというプロダクト中心でアプローチするのではなく、まずお客様の事業目標の達成ありきでコミュニケーションをとるんですね。岸川:そうですね。当たり前ではありますが、会社の中の各組織は「よい組織であること」ではなく、「事業を成長させることで新しい価値を生み出すこと」を目的に組成されています。なので私たちはお客様の組織を知るだけでは不十分で、お客様がどんな市場環境でどんな事業を営み、どんな戦略で事業展開しようとしているのか、ということから理解する必要があります。Uniposが解決できる領域のみの話をするのではなく、お客様の競争力の源泉は何で、その競争力をさらに高めるためにはどういった人たちが、どのように変わっていくべきなのかという仮説を提示していく必要がある。加えて今取り組んでいることにUniposを掛け合わせることで、これまでよりもよい行動が可視化されてコミュニケーションが増えて、組織が変わっていくスピードが早まるんだということを理解していただけるように、いろいろな角度からご提案・コミュニケーションを取っています。――Uniposを入れるとコミュニケーションが活性化します、だけではダメだと。岸川:これまではコロナ禍が続いていたこともあり、Uniposにはリモートワークで失われたコミュニケーションを補完する役割もあったと思います。ですが、今はそれだけではなく、「Uniposを導入することで組織が強くなり、それが事業成長や競争力の強化につながる」という視点でお客様とコミュニケーションを取る必要があると考えています。――業務のやりがいや面白さをどんなところに感じますか?岸川:数字やロジックを超えた価値を示し、意思決定をしてもらうという部分に難しさを感じつつも、面白さとやりがいを感じます。Fringe81で広告営業をしていた頃は、数字とロジックで自分たちの価値が語れました。いくら広告費を投資して、いくら売上に繋がったのかが明確に示せるプロモーション領域だったからです。しかし、いま我々が事業を展開している組織開発領域は数字やロジックで語りきれない部分があると思っています。「Uniposを導入することで離職者が〇人減るので、年間で〇円の採用費が減らせます」と定量的に示せることも重要ですが、これまで可視化されなかった組織内のよい行動が可視化されて称賛されることで働くモチベーションにつながったり、よい行動が可視化されることをきっかけに次のよい行動が生まれて、事業成長のための自発的な挑戦が増えていく。こういった「よい行動の可視化と称賛によって、組織と組織の中ではたらく人が変わる」ということがUniposの価値だと思っています。言葉で伝えるのは簡単ですが、この定量化しにくいけど重要である部分をUniposと一緒に実現していくんだ、と意思決定していただくのは費用対効果が見えにくい分簡単なことではありません。意思決定していただくためには、Uniposというプロダクトの効果への期待を超えて、組織改革プロジェクトを推進するパートナーとしてお客様と信頼関係を築くことが重要です。このパートナーとしての信頼関係を構築することはとても難しいのですが、やりがいがあって面白い部分だなと思います。また前述した部分でもありますが、「お客様の組織を変える」という目的のため部署・チームの枠を超えて動き回ることを良しとされるUnipos社のカルチャーの中で、常に自分の役割を自分で定義しながら自身と組織をアップデートしていくことにも面白さを感じます。新たな価値を創造して市場を創っていくことは、とても難しく時には苦しいこともありますが、同じ志を持った仲間と一緒に未来を切り拓くことは、やりがいを超えて私の生きがいですね。いい事業は、いい組織によってつくられる――岸川さんはUniposを通じて、どんな未来を実現したいと考えていますか。岸川:Uniposを通して「信頼関係でつながっている組織の中で生き生きと働き、挑戦することを楽しむ人・組織・会社」を増やしたいです。失敗を恐れずトライできる人と組織が増えると嬉しいですね。そんな人や会社が増えて日本のマジョリティとなれば、かつて戦後復興を遂げたときのように日本という国の発展につながる。ひとりひとりの挑戦が組織力の強化につながり、会社の成長を通して国の発展に貢献していることを実感できる社会を創っていきたいと思っています。私は「いい事業は、いい組織によってつくられる」と考えています。同じ目標に向かって全員が全力を尽くして挑戦できる組織は、何をやっても勝てると思うんです。私は日本全体をそうしたいです。――そうした社会の実現に向けて必要なことはなんでしょうか。岸川:「よい行動の可視化と称賛が組織の風土を変えて、事業の成長につながるんだ」と実感する会社や組織を1つでも増やしていく必要があると考えています。それがUnipos社、Unipos社のカスタマーコンサルティング部で働く私自身のミッション・役割だと思っています。日本を支える大企業がそのような考えを持ち、Uniposを通して会社や組織が変わったという事例が出せると、多くの企業にとって「自分たちもできるのでは」という希望になると思います。そう考えてUniposと一緒に組織を変える挑戦をする企業をどんどん増やしていきたいです。「いい組織なら勝てる」ことを証明したい――岸川さんご自身はどんな自分でいたいか、そのうえでUniposをどんな組織にしたいかについて教えてください。岸川:これからの世の中を変えるんだという想いを持って先頭を突っ走り続けたいと思っています。Uniposが事業を展開するピアボーナス市場は、まだまだ初期フェーズでこれから大きくなっていく市場です。その市場をUniposが牽引していくという中で、自分自身もこれから起こる出来事や困難を面白がりながらチャレンジしていきたいです。冒頭で私の価値観をつくった高校のサッカー部時代の話をしました。その時はいいチーム・組織はつくれたのですが、残念ながら全国に行くことができなかった。そんな私にとって、Uniposでの挑戦はリベンジマッチなんです。「いい組織、いいチームなら必ず勝てる」。それを証明することは私のすべてなんです。私がFringe81に入社したのは、当時の会社のビジョンだった「新しい発見をもとに、地球の未来を創る集団」という言葉に共感したからです。まさに今、私はUniposでこのビジョンに挑戦しています。――岸川さんはどんな人と一緒にはたらきたいですか?岸川:「いい事業は、いい組織によってつくられる」という想いに共感できる人と働きたいなと思っています。共感といっても、ただ乗っかるだけではなく、自分が事業や市場をつくるんだという気概がある人と一緒にはたらきたいです。Uniposはまだまだ道半ばの会社です。正解もわかりません。だからこそ、「私が変えてやる」という人と挑戦を共にできると嬉しいですし頼もしいです。ぜひ、一緒に時代の最前線に立って一緒に市場を創りましょう!わたしのUnipos体験――これまでにもらったUnipos、おくったUniposで印象に残っている投稿を紹介します【もらったUnipos】弊社代表取締役副社長COOの松島からもらったUnipos投稿です。業界のスタンダードが大きく変わり何が正解かわからない中で、いま顧客にとって何が必要なのかを考え抜いてまとめたアウトプットが顧客に認められた時に顧客の声を引用する形でUniposをもらいました。自分の思考・行動が顧客にとっての価値になったこと自体も嬉しかったですが、前例なき新しいトライに対して称賛をもらったことで、我々の提供価値を顧客基点で問い直して常にアップデートしていくことの大切さをより強く実感できる機会となりました。【おくったUnipos】当時の部下に対しておくった投稿です。メンバーの可能性を素直に信じてサポートし続けること、そして誰よりも行動してチームを引っ張り続けることを両立するのは簡単なことではないと思っています。チームで成果を出すためのマネジメントにおいて何が大事なのか?ということを問い直す良いきっかけとなり、尊敬の念を込めてUniposをおくりました。色んな困難に苦しみもがきつつも、それを面白がって一緒に働けることに対する嬉しさと感謝を伝えるUniposでもありました。仲間を募集しています!カジュアルな面談からスタートしたいなどご希望に合わせて対応いたしますので、ご応募お待ちしております。募集中の求人一覧