今はまだ当たり前ではないものを、当たり前に。Uniposは“集団の力”で挑む――Uniposはこれまでに2度、社名を変更しています。最初はRSS広告社、2010年からFringe81、そして2021年にUniposへ。社名の変更と共に軸となる事業も変化してきました。田中:RSS広告社ではRSS(Rich Site Summary)フィードを利用したアドネットワーク、Fringe81ではアドテク、UniposではHRテックサービス「Unipos」を事業の主軸にしています。UniposはFringe81時代の途中から提供していましたが、たしかに社名が変わるたびに核となる事業も変化してきました。一貫性がないように思われるかもしれませんが、実は創業以来、変わらず貫き通している想いがあります。それは、「今はまだ当たり前ではないものを、当たり前にする」ということです。私自身まだまだ力不足ではありますが、これまでにもずっと「今はまだ当たり前ではないものを、当たり前にする」ことを事業として行ってきました。事業を通して「次の当たり前」を見つけたときの感覚は、人よりも先に新しい宝物を発見してテンションが上がる探検家のそれに似ています。我々は常に「次の当たり前」を見つけ出す探検家でありたい――そんな想いを込めた私たちのイデオロギーが「Be an Explorer(探検家たれ)」です。――とはいえ、今に至るまでには事業をたたむこともあったわけですよね。なぜ心が折れず、今まで続けられたのでしょうか。田中:それは、私が社員の“成長”を見るのが好きだからです。事業をたたんだとしても、社員が成長し、組織として成長していれば、それは前進しているということですからね。私自身も何もわからないところからインターネットの世界に飛び込み、泥臭い歩みでここまできました。だからこそ、社員の成長を見ていると、まるで自分自身が辿ってきた道を見ているようでもあり、嬉しくなるんですよね。そんな社員が集まって集団になることで、「今はまだ当たり前ではないものを、当たり前にする」が実現できるのだと思います。私は“集団の力”を信じているんです。――“集団の力”を信じるのはなぜですか?田中:「今はまだ当たり前ではないもの」を広めることは、とても1人ではできないからです。GAFAのような巨大なライバルが参入してきたら、とても個人の力では太刀打ちできません。そんな危機を乗り越えるためには、集団で知恵を振り絞ってチャレンジするしかないんです。誰もが得意分野と不得意分野を持っています。それを踏まえてお互いに助け合えることこそが“集団の力”です。Uniposも事業を展開するうえで、1人ではなく集団だったからこそ成し遂げられたことはたくさんあります。Uniposという会社が、まさに“集団の力”をカルチャーとして持つ組織なのです。Uniposが提供するのは、これまで難しかった「社員の主体的な行動を発見できる仕組み」――そもそも、なぜUniposが生まれたのでしょう。田中:Uniposの原型は、当時社内で実施していた「発見大賞」です。私が段ボールを切り抜いて作った箱に、社員の皆がお互いの良いところを紙に書いて入れるというアナログな仕組みでした。そんなある日、発見大賞に「データセンターのトラブルに対応してくれてありがとうございます」という感謝のメッセージが投稿されていたんです。実際、データセンターのトラブルにとある社員が主体的に対応してくれていたのですが、その対応については私も知らなかったし、社内でもあまり知られていませんでした。それを発見大賞で知ったときに、これはすごいぞと思ったわけです。なぜなら、そんなふうに社員が主体性を発揮してくれた行動というのは、会社にとって見逃してはいけない情報だからです。しかし、これまではそういった行動を全部把握することは難しかった。それが発見できるとしたら、これは会社にとってものすごい価値を生むのではないかと気づいたんです。――これまで世の中になかった、革新的なソリューションが誕生した瞬間ですね。田中:そうです。Uniposはまさに「今はまだ当たり前ではないもの」として生まれました。前例のないサービスの価値を世の中に伝えるのは、とても大変なチャレンジです。ですが、私は「絶対に10年は続けるぞ」と決めて、全力を注ぐことを決意しました。もちろん、決して1人で成し遂げられるものではありません。Uniposという「今はまだ当たり前ではないもの」を次の当たり前にするには、Unipos社全員の力を結集しなければならないんです。社員には「自分たちが時代をつくっているんだ」と思ってほしい――ここまでの話を一言で表したものが、Unipos社のパーパスですね。パーパスに込めた想いを教えてください。田中:堂々と「自分たちが時代をつくっているんだ」と社員には思ってもらいたいです。時代のすべてを私たちがつくると言ってしまうと言い過ぎかもしれませんが、少なくともUniposを導入して喜んでくれるお客様がたくさんいます。そのお客様に確実に新しい価値を提供できているわけだから、それは「時代をつくっている」と言えるんじゃないかと思いますね。――パーパスは2022年4月に設定されました。なぜ、このタイミングであらためて言語化したのでしょうか。田中:そもそも、パーパスよりも先に「感情報酬を社会基盤に」というミッションを定め、行動指針であるバリューをつくりました。そのタイミングで社名をUniposに変え、事業をUniposに一本化したこともあってか、社員から「なぜUniposを(事業として)やるのか?」と聞かれることが増えてきたんです。その質問を受けるたびに、「今はまだ当たり前ではないものを当たり前にして、時代をつくることが我々の存在意義だから」と答えていました。そこで気づいたのが「今はまだ当たり前ではないものを、当たり前にする」という存在意義がミッションやバリューには文言として入っていないことです。存在意義を言語化できていなかったから、社員から「なぜUniposをやるのか?」という質問が出てきていたのです。そこで、社名変更から半年たったタイミングで、あらためてパーパスとして言語化したわけですミッションの実現を通して、日本全体を元気にしていく――パーパスをもとにミッションが実現されると、どんなわくわくできる未来が待っているのでしょう。田中:組織に所属するすべての人が、「この会社にいてよかった」と思えること。Uniposはそんな未来を社会に届けたいと思っています。これは、日本の未来にも関わる問題です。日本は今後ますます少子高齢化し、労働力が減少していきます。一方で海外の市場は大きくなっていく。そんな将来に立ち向かい、難しい課題を解くためには、一人ひとりが主体性を持って動き、集団の力を発揮することが絶対条件です。だからといって、心理的安全性の低い組織のマネージャーにいきなり「社員を束ねてください」とリーダーシップを求めても、それは無理筋というものでしょう。社員が自主性を持ち、マネージャーがリーダーシップを発揮するためには“良い組織”という環境が必要です。そんな土台となる組織をつくれるのがUniposです。Uniposで組織が活性化することで、ひいては日本全体が元気になっていくでしょう。悲観的になる必要はありません。たしかに日本は少子高齢化が進んでいますが、今後は世界全体が少子高齢化になっていきます。いわば、日本は世界に先駆けて最先端を走っているとも言えるんです。Uniposで日本が元気になり、様々な社会課題を解決できたら、それはこれから10年先、20年先の世界の国々にとってのヒントになるはずです。「Uniposって、おもしろそうかも」と思ったら、ぜひ応募してください――今後の事業展開について教えてください。田中:将来、事業領域を広げることがあっても、その範囲が「感情報酬を社会基盤に」というミッションから逸脱することはありません。我々が取り組んでいるのは「日本のありとあらゆる会社を変える」という壮大な挑戦です。まずは、“集団の力”でUniposを世の中に届けることに全力を注ぎます。――応募者へメッセージをお願いします。田中:Uniposは今までにない変わったサービスです。直感を大事にしてください。「Uniposっておもしろそうかも」と思ったら、ぜひ応募していただきたいです。当事者意識を持ち、主体性を発揮して「自分が入ってサービスを何倍にも成長させてやる!」という方にぜひお会いしたいですね。わたしのUnipos体験――これまでにもらったUnipos、おくったUniposで印象に残っている投稿を紹介します【もらったUnipos】田中:コーポレート部門の社員からもらったUniposです。当時は新しくIR活動をやり直すタイミングで、社員とは色々と衝突もしました。けれど、最終的にはやってよかった、と言ってくれたこと。それも、直接私にだけ伝えてくれるのではなく、みんなの前で伝えてくれたのがうれしかったです。関係修復のUniposだったので記憶に残っています。[送ったUnipos]田中:サービスを支えてくれるインフラエンジニアへ向けて送ったUniposです。24時間稼働のサービスを率先して守ってくれていることが誇らしかったし、それを他のメンバーにも知ってもらいたい。そんな姿勢を伝えたいと思いました。仲間を募集しています!カジュアルな面談からスタートしたいなどご希望に合わせて対応いたしますので、ご応募お待ちしております。募集中の求人一覧