「一人ひとりの才能を活かしながら、皆で目標を追える会社」ではたらきたかった――まず、服部さんがUniposに入社した経緯を教えてください。服部:2019年10月に中途入社しました。リーマンショックが尾を引いていた2011年が新卒1年目で、何度か転職して、Uniposは5社目になります。アニメ系コンテンツ会社やハウスメーカーなど様々な会社を経験するなかで、「一人ひとりの才能を活かしながら、皆で目標を追える会社ではたらきたい」という想いを強く持つようになりました。そう思うようになったのは、応援しているアイドルグループがきっかけなんです。一人ひとりが強い個性を持ちながら、チームとしてもアイドルグループというプロジェクトを大成功させている姿に影響を受けました。私がコンテンツ会社にいた頃、アニメDVDは1万枚売れればヒットという世界だったのですが、そのグループは70万枚を売り上げていました。もちろん単純に比較はできませんが、少なくとも「一人ひとりの才能を活かしながら、チームで一体となって成功しているグループ」であることは確かです。私もそのグループのようにチームで一体感を持ちながら成功することを仕事で成し遂げたいと考えて、たどり着いたのがUniposでした。――Uniposのどのような点に惹かれたのでしょうか。服部:「人に対する考え方」と「一緒にはたらく人」です。まず、「人に対する考え方」については部署やポジションを緻密に設計していると思いました。たとえばUniposは中途入社でも異動の機会があり、そうした点から適材適所での人材配置を重視していることが感じられました。また私が入社した当時、IT業界ではCX(Customer eXperience=顧客体験)という考え方の重要性が言われ始めた時期でしたが、UniposにはすでにCXO(Chief eXperience Officer=最高顧客体験責任者)がいて、CXの観点から必要なことはすぐに経営に反映されていました。そうした本質を大切にし、スピード感を持って行なわれる組織設計にも魅力を感じました。「一緒にはたらく人」については、初回接点だったカジュアルランチでの印象が非常に良いものでした。リファラル経由だったこともあるとは思いますが、「服部さんを信じているのでお話します」とこれからの戦略なども話してくれたのが印象的でしたね。そのとき「この会社は性善説で動いているんだな」と思い、ここなら私が求めている働き方ができると確信しました。――実際に入社してみて印象はどうでしたか。服部:入社前の印象通りでした。年齢にかかわらず、誰もが周囲をリスペクトして「人としてどうあるべきか」の”人間力”を学び合っています。常に相手のことやチームのことを考えながら、一方でしっかりと自分の意思を入れてPDCAを回していると感じました。また、Uniposというサービスも私の価値観にマッチしていました。これまでに、未来に希望を持って就活を一緒にがんばっていた仲間が、仕事が思うようにいかず「そんなもんだ」と一種の諦めを覚えていく姿を見てモヤっとした経験があります。仕事の悪い流れからプライベートにまで悪い影響が出ている人も見てきました。ですが反対に、仕事を通じて人生を豊かにしたり、困難を乗り越えて自分自身を成長させていく人もたくさん見たんです。なので、「はたらく」をより良いものにすることは幸せな人を増やすことに繋がるんじゃないか、と自分なりの仮説を持っています。Uniposならそれができると確信しているんです。仕事が好きなのは、誰かの役に立っているという実感が持てるから――服部さんがUniposで担当している業務について教えてください。服部:マーケティング部の企画チームに所属し、PR広報として社外へのPRの戦略設計を担当しています。現在の主な業務としては「マスメディアにUniposを売り込む」「プレスリリースやSNSを活用した外部発信」「社長のメディア露出や講演のサポート」の3つがあります。業務委託でサポートいただいている方もいますが、正社員でPR広報を担当しているのは私1人です。入社するまで社外広報は未経験だったのですが、私は自分が絶対に広報に向いていると思って志望しましたし、会社も私の性格から「広報に向いている」と判断してくれました。――服部さんはとにかく楽しそうに仕事をしているイメージがあります。服部:根本的に仕事は大好きですね。その理由は、仕事を通じて誰かの役に立っているという実感が持てるからです。成果を上げたり、いいものを作れたり、誰かに喜んでもらえたりしたときの充実感は何ものにも替えがたいですし、そういう感覚がもう細胞レベルで刻み込まれている気がしています(笑)。そういえば学生時代からバイトするのも好きでしたね。成果を上げたときの達成感といえばスポーツもそうですが、私は競争するよりも皆で工夫したり対話を重ねて意見や感情を共有し、成果につなげていきたいタイプです。昔、水泳とバスケットボールをやっていたんですが、競争で勝ち負けが生まれるのが苦手で、途中から文芸部に入りました。そこでは活動機会が減っていた部活を立て直して、過去最大の部員数まで増やす経験をしました。人数が増えたことも嬉しかったんですが、皆で工夫して文芸部の魅力を発信した結果、部活が盛り上がったことが何より楽しかったです。今思うと、そこで感じた楽しさはPR広報という仕事の楽しさにも通じる気がします。――仕事のどんなところにやりがいや面白さを感じますか。服部:信頼関係で仕事を進めることです。たとえばメディアに対しては、読者や視聴者にとって有益なUniposの魅力や情報を提供し、わたしたちにとっては自社の情報を拡散してもらう。そこに金銭は発生せず、ある意味で等価交換のようなものなので、人と人の付き合いの重要性は増すと感じています。情報が有益であることが一番大事ですが、ときには熱量で物事が動いたりすることもあります。だからこそ信頼関係が大切な本当に人間くさい仕事で、そこがむしろ自分の肌に合っていると感じています。PR広報は、いわばUniposというサービスと社会との接点を担う仕事です。新聞やテレビ、雑誌、ネットなどメディアで取り上げていただいたり、導入企業様が自社のサイトでUniposの魅力を語ってくださったりするのを見ると、Uniposが世の中に広がっていることがわかって嬉しいですね。――逆にPR広報の仕事で難しいと感じることはありますか。服部:自分1人だけでは成果がコントロールできない場面もあるのが難しいと感じます。たとえばメディアに取材してもらっても、報道の公平性がある以上、こちらには編集権限がありません。思ったように書いてもらえるとは限らないので、Uniposの良さをどう伝え、理解してもらうのか。そこはすごく苦労する部分です。ただ、その苦労はむしろ私には合っていて。というのも昔、売上金額だけが成果として見られる仕事をしていたこともあるのですが、それは私には向いていなかったんです。売上のみで成果を判断されると、プロセスが見落とされがちになってしまいます。そうなるとどうしても成果を重視して売ることになるし、相手も本当にいいと思って買ってくれたのか、惰性なのか、私と仲良くなったからなのかといったことがわからず、自信をもって売っているはずなのに押し売りしているような引っ掛かりを覚えてしまいました。一方で、広報は目に見える成果を数字などで現しにくい職種なので、プロセスが重視されやすくなります。かなり両極端なのですが、私は「売上という結果が成果になること」に気持ちがついていかなかったので、だったらプロセスを見られる方が自分の性格に合っていると思っています。――どう性格に合っているのでしょう。服部:たとえば、設定したゴールに至るまでのプロセスがいくつかあるとして、どれかを選ぶとします。一般的には売上が成果になるとプロセスは重視されず「ゴール(売上)に到達できたかどうか」だけで評価されることも多いと思います。一方で成果がコントロールしにくい広報という仕事は、うまくいかなかったり、想定していた成果と違う成果が現れたときに上司やメンバーと相談しながら、プロセスを検証して点検しやすいんです。思った成果と違ったから無駄だった、失敗だった、という考え方にならず、皆で対話しながら仕事を進めていく感じが私に合っているんだと思います。メディアの方とも、対話を重ねながらUniposの魅力を知ってもらい記事にしてもらうので、人とのコミュニケーションの積み重ねが成果につながるのはとても面白いです。ちなみに、プロセスを評価するという意味では、Uniposのピアボーナスという仕組みはとても優れていると思います。というのも、Uniposで送られる投稿は成果に対する称賛だけでなく、「このアイデアでプロジェクトが良い方向に進み始めた」とか「こういう気遣いに救われた」など、成果につながるであろう日々の良い行動、まさにプロセスに送られるからです。まだ入社する前に展示会で初めてUniposを知って、「成果に至るプロセスが評価される、なんていいサービスなんだ!」 と思いました。Uniposはカルチャーを変え、人と組織の力を引き出すサービス――服部さんから見てUniposはどんなサービスでしょうか。服部:Uniposは一緒にはたらく仲間が「がんばったこと」に対する想いを言葉にして伝えられるサービスです。伝える機会と場があることでシャイな人も多い日本人の性格でも言葉にしやすくなりますし、Uniposを通じて生まれたポジティブなコミュニケーションがどんどん伝播していく光景をこれまでも多く目にしてきました。その意味で、Uniposは単に「個人の仕事のプロセスを評価するためだけのサービス」ではなく、「カルチャーを変え、人と組織の力を引き出すサービス」だと思っています。――“カルチャーを変え、人と組織の力を引き出す”とは?服部:たとえば、「この人ちょっと怖そうだな」と思い込んでいた人がUniposでハートマークを使ってリアクションしているのを見ると、実はかわいい一面があることを知って親近感が持てますよね。また、最近距離ができていると感じていた人に拍手をもらったことがきっかけになって、関係が改善することもあります。そうやって一緒に働く人たちの魅力を発見したり、逆に他の人から自分の良い行動について言語化してもらえたりすることで、自然と組織全体をいい形にしていけるんです。私はサービスとしてのUniposだけでなく、会社としてのUniposも大好きです。メンバーは皆、いろいろな強みを持っていて尊敬できる人たちばかりです。お客様に実直に向き合いながらも、確固たる意思を持って仕事をしていると思います。ポリシーは「楽しみながら挑戦する」こと――服部さんが“挑戦”していることについて教えてください。服部:挑戦しようと思って挑戦しているわけではなく、挑戦とはあくまでも「より良い成果を生むための行動」の集合体だと思っています。そのうえで自分自身の行動を振り返ってみると、とにかくUniposのことを知ってもらうこと、Uniposの良さや魅力について伝えることに力を注いでいます。――その挑戦の結果、どんな成果が上がりましたか。服部:たとえば社長のメディア露出をサポートした結果、世の中にUniposの考え方をどんどん広められてそこからコンサルティングの相談につながったり、カスタマーサクセスチームから教えてもらった導入企業様の成功事例をメディアに売り込んだ結果、新聞やテレビに取り上げられてUniposの信頼度が増したり、各部署で生まれた成果を様々な形で循環させて活かそうというカルチャーが社内に生まれてきたと思っています。もちろん私の入社前からそういったカルチャーはあったわけですが、より多くの人に意識付けされるようになったと感じています。実際にメンバーからも「総力戦ですね」「つながっていますね」と声をかけてもらうこともありました。――仕事に対するポリシーはありますか。服部:とにかく楽しむこと。どんなに困難な状況でも、1つは良かったことを見出だせるように心がけていますね。仮にプロセスで苦戦することがあっても、最終的に良い結果につながったからOKだと捉えたり、逆に結果が出なくてもプロセスのなかで1人でも共感してくれる人を増やせたことは良かったと考えたり。私は「良かった方」に引っ張られる性格なんです。――困難のなかでそんなふうに考えることは簡単ではないと思います。服部:これは私自身が経験してきたことが影響していると思います。私は昔、自己肯定感がすごく低い人間で、精神的に大人になれないまま20代を過ごした結果、人付き合いで大失敗したことがあるんです。そのときに、なぜ失敗したのかを考えて、自分を変えようと決意しました。友人や先輩、後輩、時には旅先で出会った人たちに助けてもらいながら、自分を見つめ直し、素直に生きることにしたんです。その結果、自己肯定感が高まり、楽しみながら困難に向き合えるようになりました。そして今、Uniposという大好きな会社に出会い、大好きな人たちと、大好きなサービスに関わる仕事ができています。ここまでがんばってきてよかったと心から感じています。そういった経験から、これからは私も他の人や社会にお返しがしたいと思うようになりました。ポジティブな感情を広め、循環させていくUniposは、まさにそんな私の価値観ややりたいことにぴったりマッチしたサービスなんです。わたしのUnipos体験――これまでにもらったUnipos、おくったUniposで印象に残っている投稿を紹介します【もらったUnipos】当たり前だと思ってやったことに「プロフェッショナルな仕事ぶり」と言ってもらえて、自分がこれまで培ってきた仕事に対する意識や行動が間違っていなかったんだと思えた投稿です。 ネガティブな切り口の取材依頼でしたが、 正しく反論できる(各ステークホルダーに安心してもらえる主張ができる)という自信があったこと、また、取材依頼のメール文面を見る限り、とても丁寧に対応していただけそうな記者さんだという感覚がありました。実際に、すごく勉強熱心な方だったことから、代表の弦さんの話を聞けば、弊社のことを理解してくれるだろうという自信がありました。 「転んでもただは起きぬ」と思って仕事をこれまでしてきましたが、そんな精神や嗅覚が活きた成果だったので、私の核のようなものに称賛をもらえたことは本当に嬉しかったです。【おくったUnipos】送ったきっかけは、チームメンバーである後輩が素敵な気遣いのある投稿を私に送ってくれたことなんです。後輩の真似をしただけですが、改めて可愛い後輩の素敵な人柄をどう言語化しようかすごく考えて送ったので印象に残っています。Uniposを送ることをときどき「推し活」に例える人が社内外にいますが、まさにそんな気持ちでした。 実際にこれを見た第三者から「あの投稿すごく共感した」「○○ちゃん(後輩)の人柄をすごく表してる!って思った」などと声をかけてもらったりもして、これをきっかけに私自身に興味を持ってくださってランチに誘ってもらったりと、リアルなコミュニケーションが生まれたことも印象深いUniposです。